べーポライズ(大麻気化)質問:CBDとTHCの沸点温度って何度?

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べーパー/ベーポライザーを使いべーポライズ(気化)する時の温度について。

より多くのCBDを得たい時に役立つ知識!

カンナビノイドの沸点を知っておこう。

 

 

質問

volcanoシャーロットウェブなどの高CBD株は、THCが非常に少ないにもかかわらず、精神活性/ハイをもたらしてしまうという方からの質問。

”ボルケーノ・デジタル・ベーパライザーの購入を考えていますが、効果的にCBDを取得できるようにしたいです。

大麻の花/バッズからTHCを蒸発させることはできますか?もしくはそれは不可能で、THCとCBDの両方を一緒を摂取しなければなりませんか?”

“大麻の花/バッズからCBDを得る最善の方法とは?”

 

 

答えhakase

THCはCBDよりもわずかに低い温度で沸騰します。

しかし、THCを含まない株を気化させると、いくつかの効果を吸収する可能性があります。 理由は次のとおりです。

 

CBDは明確な沸点設定を持っていなく、それは160-180℃の範囲に当たります。

THCは157℃で記載されていますが、実際には両方とも低温で昇華(固体が、液体を経ないで直接気体になること)します。

これは、湿度が低く、太陽又は風がある本当の寒い日に、雪が消える現象に似ています。

たとえ温度が低く見えても、固体から気体/水蒸気に直接変化しています。

 

ボルケーノは素晴らしい製品でありますが、完璧ではありません。 デジタルボルケーノモデルは+/- 0.5℃の誤差が生じます。

さらにチャンバー内でも著しい温度の違いがあります。

※特にハーブが大きい固まりになっている場合、ある部分が別の部分に比べてかなり熱くなります。

なので、大麻が必要とする均一な温度を保証することはできません。

 

したがって、あなたが気化している大麻に少しでもTHCが存在する場合、沸点を超えた後でもTHCが蒸気中に残る可能性があるのです。

カンナビノイド同士を分離することは、遠心分離クロマトグラフィーのような工業的な能力技術のみで実用できる。

自分の家での実用化はなかなか難しいので、今の最善の策としては、精神活性/ハイが気に入らなければ別の株品種を試みることでしょう。

カンナトニックACDC)は、18:1のCBD / THCの比率を持つ高CBD株ですが。一般的に大麻を使用している者は、時間が経つと共に精神活性/ハイに対する耐性がでてきます。

 

 

 

質問cbdatocbdCBDAからCBDへのディカーボキシレーション(脱カルボキシル化)に関する質問。

どの温度で加熱すれば大麻に含まれるCBDAをCBDに脱カルボキシル化できるが?

 

 

答え

hakase

CBDAの沸点は、130℃ですが、沸点は脱カルボキシル化とは異なります。

ここに何個か問題があります、ディカーボキシレーションは異なる速度と異なる温度で起こります。

たとえば、オーブンで大麻を焼くときに、植物の化合物の一部が失われます。80℃でゆっくりと行うと良いのですが、数時間かかります。 カンナビノイドおよび植物中の他の化合物は、より低い温度で固体が、液体を経ないで直接気体になります。

家庭での理想的な方法がわからないので、いくつかの実験が必要です。

大麻を入れた瓶を水に入れて、水を80℃に4時間加熱すると良いかもしれません。温度が常に同じであることを確認しましょう。

 

 

沸点温度表

フィトカンナビノイド/植物性カンナビノイド

THC ∆-9-tetrahydrocannabinolー ∆-9-テトラヒドロカンナビノール
濃度(% 乾燥重量)0.1-25%
沸点 157°C
効果 多幸感/鎮痛/抗炎症/酸化防止/制吐

CBD cannabidiol ーカンナビジオール
濃度(% 乾燥重量)0.1-2.89%
沸点 160-180°C
効果 抗不安/鎮痛/抗精神病/抗炎症/酸化防止/鎮痙攣

CBN cannabinol ーカンナビノール
濃度(% 乾燥重量)0.0-1.6%
沸点 185°C
効果 酸化分解生成分/鎮静/抗生物質

CBC cannabichromene ーカンナビクロメン
濃度(% 乾燥重量)0.0-0.65%
沸点 220°C
効果 抗炎症/抗生物質/抗真菌

CBG cannabigerol ーカンナビゴール
濃度(% 乾燥重量)0.03-1.15%
沸点 N/A
効果 抗炎症/抗生物質/抗真菌

∆-8-THC ∆-8-tetrahydrocannabinol ー∆-8-テトラヒドロカンナビノール
濃度(% 乾燥重量)0.0-0.1%
沸点 175-178°C
効果 Δ-9-THCに類似している。精神活性が低く制吐性がある。

THCV tetrahydrocannabivarinーテトラヒドロカンナビバリン
濃度(% 乾燥重量)0.0-1.36%
沸点 < 220°C
効果 鎮痛/多幸感

 

 

テルペン

d-limoneneーd-リモネン
濃度 0.14%
沸点 177ºC
効果 免疫増強/抗うつ/抗変異原性

β-caryophylleneーβ-カリオフィレン
濃度 0.05%
沸点 119ºC
効果 抗炎症/細胞保護(胃粘膜)/抗マラリア

linaloolーリナロール
濃度 0.002%
沸点 198ºC
効果 鎮静/抗うつ/抗不安/免疫増強

β-myrceneーβ-ミルセン
濃度 0.47%
沸点 166-168ºC
効果 鎮痛/抗炎症/抗生物質/抗変異原性

α-pineneーα-ピネン
濃度 0.04%
沸点 156ºC
効果 抗炎症/気管支拡張薬/刺激/抗生物質/抗腫瘍性/AChE阻害剤

1,8-cineole(eucalyptol)―1,8-シネオール(ユーカリプトール)
濃度 0.001%
沸点 176ºC
効果 AChE阻害剤/脳血流量を増加させる/刺激/抗生物質/抗ウイルス/抗炎症/抗侵害受容

この記事の投稿者について

Taima University
日本初の大麻学習オンラインコースが受けられる大麻ユニバーシティ!“知識は違法じゃない。”をモットーに日本へ大麻情報を配信中。公平な情報と、みんなで大麻について気兼ねなく真剣に話し合える日本初の大麻コミュニティ。みんなで作り上げていくそんな学校を夢見て。創立者のマリ・アンナは、日本で初めて大麻と出会い、アメリカへ渡り医療大麻と出会う。コロラド州の大学にて医療大麻と大麻栽培を本格的に一から学び、2015年大学を卒業後、現在カリフォルニアにて大麻ユニバーシティを開校し活動している。夢は日本初の、ディスペンサリーを大麻ユニバーシティのみんなと一緒に作ること。

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